江戸しぐさ

あるカウンセラーさんのブログを読んでいて

江戸時代には、町内でお互いに暮らしやすくするための暗黙のルールがあって

「江戸しぐさ」と呼ばれていた、ということを初めて知りました

そのなかで、子どもの育て方について

三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、理（ことわり）十五で、末決まる

というのがあって

三つ心（みっつこころ）

三歳までに子供の性格は決まるので、十分愛情を注いで、人に思いやりのある子に育てよ

六つ躾（むっつしつけ）

6歳までには、挨拶の仕方や箸の持ち方に始まるひと通りの躾を身につけさせよ

九つ言葉（ここのつことば）

9歳までには、どんな人にも礼を失しない言葉遣いができるように

十二文（じゅうにふみ）

12歳までには、挨拶状やお礼状、おわび状などの文章を、季節の言葉を添えて書けるようになりなさい　12歳ともなれば、当時は小さな大人でした

十五理（じゅうごことわり）

昔は15歳で元服　もう一人前の大人です　この年齢に達するまでに、世の中の常識やルールや常識を身につける

特にすばらしいと感銘を受けたのは、もちろん、最初の 三つ心 です

江戸時代のひとは、子どもの成長にとって何が一番大切か、ちゃんとわかっていたんですねぇ・・・

3歳までは「心を育てる時期」

何はともあれ

子どもの要求を聞いてやり

気持ちを受け止めてあげて

「安心させてあげる」ことが第一

とカウンセラーさんもブログでおっしゃっていました

私が小さい時に欠けていたのは、まさにこれでした・・・

そして、さらに仰天したのは

江戸時代末期から明治の初頭に、日本を訪れた外国人は

「こんなに子どもが幸せそうな国はない」

と口々に言っていたそうです

今とまったく違いませんか？

どこ行っちゃったんでしょう、子どもが幸せそうな日本は・・・？

世も末

開いた口が塞がらないニュースに事欠かないのは、残念ながら、日本もアメリカも同じみたいですが

昨日、テキサスの知事が、また、しらっとした顔で、飛んでもない発言をしました！

ことは、前にもブログに書いた、テキサスの人工妊娠中絶法について

この法律では、レイプや近親相姦の結果、妊娠した場合でも、中絶が認められないことについて、質問された知事が言ったこと

レイプは、犯罪だ

テキサス州は、全力を挙げて、街から一人残らずレイプ犯を排除する

積極的に捜査をし、犯人を逮捕し、起訴し、街から排除する

・・・はぁっ？

どうやったら、レイプ犯が犯行に及ぶ前に、未然に防げるんですかね？

言ってることは、全部犯行が「起こった後」じゃん

こんなアホな発言が、知事の会見でまかり通るとは・・・

しかも、こう発言した知事の周囲に居並ぶ人々が、この発言に対してにこやかに拍手するとは・・・

世も末です

いや、まてよ・・・

日本語にすでに「世も末」なんて言葉があるってことは

これまでにも、人々が「あー、もうこれじゃ世も末だぁー！」と叫びたくなる状況があったって、ことですよね？

歴史は繰り返す・・・

人間は学ばない・・・

ってことかいな？

ほっといたミニトマトが赤くなった

今年の家庭菜園は

超近接するお隣との気まずい関係と

なかなか回復の兆しを見せない私のメンタルと

さらには、ひと夏に3度もやってきた熱波のせいで

時々水やりするだけで、ほとんど世話をしないまま

もう秋の気配で、勢いも衰えつつあるんですが

にもかかわらず・・・

こんなになりました

3種類のトマト

でも、ミニトマトが思った以上に小さくて

食べると甘いんですが、実が小さいわりに皮がしっかりして口に残るので

あまり美味しく感じません

こないだレシピを見つけて試作したら、結構美味しくできた、フレッシュトマトで作るトマトスープを、この収穫分でまた作ろうかな

試作品は、ちょっとしょっぱかったので、次回は塩控えめに

来年もトマトを作るなら、妥協せずに、好きな銘柄（サンゴールドとスウィートミリオン）を探そうと思います

初めての枝豆

日本では、枝付きの枝豆を八百屋さんで買って、パチンパチンと枝豆を切ったなぁ～

と、懐かしくなって

今年初めて、枝豆を種から植えてみました

果たしてちゃんと育つのか、半信半疑でしたが

幾つか実をつけてくれました

八百屋さんで売ってたのみたいには育たなかったけど、ちゃんと豆入ってます

こっちで買えるのは、袋入りになった冷凍のEdamameだけなので

家で生の枝豆を茹でるのは、20年以上ぶり！

しょぼいのもありますけど、自分で育てた生の枝豆は、また格別でした

メンタルヘルスの大切さ

パラリンピックが閉会したんですね

開会式も閉会式も、競技そのものも観戦しませんでしたが

開会式は、オリンピックよりも評判がよかったみたいですね

身体に障害がある人たちが、その障害を乗り越えて、というかその不自由さを持ったまま、好きな競技に全身全霊を込めるって、すごいなぁ・・・と思います

身体の不自由さに負けずに、スポーツを楽しむ、競技に参加する

これができるのは、メンタルがしっかりとしているから、だと思います

心身ともに健康なのが、いちばん

そして、身体が健康でも、メンタルが健康でないと、せっかくの健常な体を生かすことができません

だからやっぱり、ひとにとって一番大切なのは、心の安定と自分を肯定できる力、困難に出会った時にそこから立ち直るチカラ、だと思います

それは、心が健康であってこそ備わるもの

"It is easier to build strong children than to repari broken men."

「打ちひしがれた大人を回復に導くよりも、しっかりと生きてゆける子供を育てるほうが簡単だ」

子どもを育てることはもちろん一大事業、子育てを簡単と思う人はいないですよね

つまり、傷ついたまま大人になった人を、回復させようとするのは、子供を育てるよりもさらに手間も時間もかかる・・・ということなんだな、と思います

アフリカのことわざに

"It takes a village to raise a child."

というのがあります

「安全で健全な環境のもと、その村の人々全員が子育てに関わることで、こどもが健全に育つ」という意味だそうです

当然といえば当然ですが、子育ては、心を込めてお料理する以上に、手間暇がかかることなんですね

そしてここでもやっぱり、親の心が安定していることがとても大切なんだろうな、と思います

お母さんと一緒

自分の心の葛藤に立ち向かうだけで精一杯の私は、子供を持つ自信が持てず、結果、持たない人生になりました

でも、それでよかったのかな、と思います

もうひとり私みたいなの育てちゃったら大変だから

お母さんの大切さ

ワイオミング州で働いた時、いろんな野生動物を見て、改めて実感したこと

父親はいなくても、子は育つ

でも、母親なくしては、子供は育たない

ミュールジカ　2017年5月

さらには、父親は種付けだけで、子育てには一切関わらないという動物も結構います

その代表格が、熊、ヘラジカ、マウンテンライオン

熊なんて、子連れのメス熊と交尾したいがために、子熊を殺してしまうこともあって（自分の子かもしれないのに！）これにはさすがに呆れますが・・・

有名なグリズリーベア399と生まれたばかりの双子　2017年6月

とにかく、自然界では、シングルマザーはいても、基本、シングルファーザーはいないはず（おっぱい出ないから、当然か・・・！）

バイソンの家族　2017年5月

人間社会は、動物より複雑だから、シングルファーザーも、養母も、母親がわりも存在するけど、基本的には同じかな・・・と思います

テキサス、怖い

テキサス州は私が住んでいる州ではなく

私は、もう妊娠を心配する年齢ではなく

日頃から、人工妊娠中絶についてあまり考えたこともありませんが

この度、9月1日から、テキサス州で発効になった人工妊娠中絶に関する規制について

嫌な気持ちが拭えません

中絶可能かどうかを決める時期が、早すぎること（妊娠していることに気づかない）

レイプや近親相姦による望まない妊娠でも、中絶できないこと

は、もちろんですが

もっと恐ろしいのは、処置を提供する人と、それに協力しようとする人たち（宿泊先を提供したり、車で処置する場所へ連れて行くとか）を、一般市民が見つけ出して、告訴することができる（奨励する？）

というところです＊（中絶する本人は罰せられないらしい）

訴訟に勝てば、100万円の罰金が告訴した側の懐に入るんだそうです

おまけに、裁判にかかった費用も負けた側持ち

一獲千金を狙うBounty Hunter（賞金稼ぎ）が出るのは、火を見るよりも明らか

そして、こういう欠陥と不条理のある法規制であるにもかかわらず、是非を問われた最高裁は、昨夜遅く、このテキサス州法の発効差し止めを拒否しました

9人いる最高裁判事のうち、5名が保守派、3名がリベラル派、筆頭判事である1名が保守ながら中立

45の任期中に、新たに3名の保守派が最高裁判事になりましたから

この先も、どんどん保守的な退行が進む可能性大

さらには、今日のニュースでは

テキサス州で、公共の場でおおっぴらに銃を所持してよい、ことになったそうです

その上、銃を所持するにあたって、許可証不要、トレーニング不要

・・・信じがたい

・・・怖すぎる