末娘猫は、甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症という病気持ちの、今年16歳になったうちの末娘猫ジンジャーを、今朝、特別な獣医さんのクリニックに預けてきました。
3泊4日で、甲状腺機能亢進症に対する放射線治療(I-131)を受けるためです。
この治療方法は、日本ではまだ認可されていないそうですが、有難いことにこちら米国ではOK。
ジンジャーにこの病気がありそう、とわかったのは2014年の秋でした。でも、薬をあまり飲ませたくないし、それほど症状も出ていなかったので、食事を改善したり、フラワーレメディを使ったりして、なんとなくしのいでいました。
でも、病気はだんだん進んでいたようで、いつもお腹が空いていて、ひっきりなしに食べているのに、体重が減り続ける、
ものすごくハイパーで段ボール製の爪とぎにものすごく深い穴が出来るほど、ツメを研いだり。
あげくにせっかく食べた物をよく吐いたり、心臓がバクバクしているのが見ててわかるようになって、これはさすがにまずいと思いました。
ここアメリカでは、甲状腺機能亢進症の治療には、薬、手術、放射線治療の3つの選択肢があります。
いろんな情報を集めた結果、薬は分量が落ち着くまでがなかなか大変そうで、かつ猫によってはひどい副作用がでるようでした。
手術は麻酔をする必要があるので、甲状腺機能亢進症のために心臓にも負担がかかっている高齢猫(猫の16歳は人間でいえば80歳)のジンジャーには、危険が大きすぎ。
最後のオプション、放射線治療は、病気を完治できる唯一の方法だそうです。デメリットは、費用が高いことと、猫の体から出る放射線量が減るまで数日間の入院が必要なこと。また、自宅に戻った後は、2週間から4週間の期間、一緒にいる時間を制限して、猫トイレの砂は人間のトイレに流す必要があります。(おしっこに放射性物質が出るからだそう)
家族に猫がいる方ならよーくわかると思うんですが、猫に薬を飲ませる、ってはっきり言って無理です!できる人、猫もいるとは思いますが、ジンジャーはダメ。もともと臆病で、玄関の「ピンポーン♪」が鳴っただけで、猛ダッシュして2階の安全地帯に逃げてゆく娘です。これ以上のストレスはNG。
よって、放射線治療しか選択肢はなく、しかも完治できる、ということなので、費用が高いことは目をつむるしかありません。15万円。
幸いクリニックは家から車で30分。人によっては3時間も5時間も離れたクリニックまで連れて行かなければいけないので、こんなに近いのはほんとうにラッキーです。
(どこの獣医さんでもできるわけではなく、特別な設備のある獣医さんにかかる必要があります)
朝8時半に到着すべく、私が運転して、オットが膝に抱えたキャリーバッグに収まったジンジャーは、ちょっと鳴きましたが、意外とおとなしく乗っています。Good Girl!と声を掛ける私たち両親。(写真撮るの忘れた!)
病院に着き、受付を済ませ、必要書類に書き込み、いざ診察!
獣医さんは白髪のおじいさま。ウェブサイトで見た通りです。いくつかした質問にもユーモアを交えて答えてくれて、堅実で親しみやすい印象を受けました。
ジンジャーをキャリーから出して、診察始めたら・・・おーなんと診察テーブルの上で緊張しまくっているジンジャーを背後からそっと抱きかかえるようにして喉のあたり(甲状腺のあるところ)を触診しながら、ジンジャーのおでこに優しくキスをしてくれたんです!オットと私は、超感激~!
ここに連れてきてよかった!ここなら大丈夫!安心して愛娘を預けられる、と確信しました。ほんとに、ほっとしました。
病院からの帰り道、お腹がすいたので、スマホで見つけた近くのお店で朝ごはんにしました。あまりおしゃれとはいえない、昔風のコーヒーショップだけど、なんとなくいい感じ。
はー、今頃はどうしているのかなぁ、ジンジャー。持って行ったおやつをもらって食べてるといいけど・・・木曜日の朝、迎えに行くからね!
Mommy misses you and love you, Ginger!
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