ひざまずく警察官
ミネアポリスでの事件から、今日で6日め
今日も全米各地で、抗議デモが続いています
そんな中、なんか涙が出そうな場面がニュースにありました
しかも、私が住むポートランドで!
これは、抗議デモの参加者と対峙した警察官が、膝をついて、参加者と同じ目線になっているところです
どういういきさつで、どっちが先にこのポジションになったのか
ネットで読んだニュースからはわからなかったけど
この警察官の対応に、デモ参加者が歓声を上げて、喜んでいました
警官たちとハイファイブ(日本ではハイタッチっていうんでしたっけ?)したり
ハグしたり
"Thank you!"という声も聞こえました(動画から)
さらにミシガン州のフリント(Flint) という町では
郡の保安官が、抗議デモの参加者への理解とサポートを示して
暴動制圧に使うバトン(こん棒)をしまって、彼らと一緒に歩くことを選びました
この予想外の行動に、デモに参加していた市民は大喜び
一緒に写真を撮ったり、ハイファイブしたり
どちらのシーンも見ていて(動画)なんだかじーんとしてきました
皆が求めているのは、共感なんだなぁ・・・と思って
デモ隊と警官、じゃなくて
人と人、こころとこころ
こうして、抗議せずにはいられない心情をわかってくれる
理解しようとしてくれる
歩み寄ってくれる
そういう姿勢を見せてくれるなら、警察官だって、仲間と思えるんです
うれしいんですね、皆
ネットで見ている私だって、うれしいもん
すべての警察官が、今回の事件を起こしたような人間じゃないことくらい
誰だってわかってる
別の場面では、ある警察官がツイッターで「今回の事件に何の問題も感じない警官がいるなら、警察官のバッジを返却すべき」というメッセージを拡散しています
今、再度ニュースをチェックしたら、デモ参加者とともに警察官がひざまずく場面は、ニューヨークでもフロリダでも見られたそうです
こういう場面に出くわすと、アメリカも捨てたもんじゃないかぁ、と思わされます
こういうこと、日本ではなかなか、ないだろうなぁ、と思います
ものすごく嫌なところがもう数え切れなくあって
ほんとに嫌になるけれど(45がホワイトハウスに居座るようになってさらに)
そんななかにキラッと小さく輝くものがある
これが「希望」というものなんでしょうか
追記
全米各地で起こっている抗議デモのほとんどは、平和的なもののようです
ただ、それがある時点を超えると(現状では、日没に近づく時間帯)
急にスイッチが入ったかのように、暴徒化しています
つまり 破壊や略奪を目的とする少数のグループが
この抗議デモを利用しているとみられています
逮捕された人たちのほとんどは、その州の居住者ではないそうです
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