オレゴンから、Hi♪

アメリカ西海岸のオレゴン州から、還暦過ぎのあれこれをつぶやきます

言うのは簡単

ちょっと前までは、毎日書いてたブログが、メンタル低空飛行になってから

書けなくなった

鬱になると、回りの世界から色が消えてしまったような感じになる

天気が良くても気分はあがらないし、悪ければ当たり前に下がる

 

それでも、公園で野ウサギやシマリスを見かければ、心のバイブレーションがちょっぴり上がる

庭の花がきれいに咲いたり、ラベンダーにたくさんの蜂やチョウが飛び交ってるのがうれしくて、じーっと見つめる

 

でも、鬱はやっかいだ

 

FBで、時々友達が、鬱に苦しむ家族や友達を思って、こんなポストをする時がある

「辛い時はいつでも電話して、玄関のドアもいつだって開いてるし、飲み物も用意してあるから」

こういうポストを見るたびに、嘘っぽいと思ってしまう

言うのは簡単

でも、「いつでも」って、ほんと?

来るか来ないかわからない「鬱の友達」のために、いつでも電話に出られて、いつ行っても暖かく迎えてくれて、一緒にお酒かなんか飲みながら話せる、なんて現実的?

あり得ないでしょ

 

去年の今頃も、私はかなり鬱で、落ち込んでいた

鬱になるとやっかいだ

人恋しいんだけれど、人に会いたくない

 

そんな時、FBのメッセンジャーで調子が悪いと訴える私に、友達は「明日、電話するわ」と言った

私は、朝からずーっと彼女からの電話を待った

でも、結局、かかってこなかった

他の用があったからだ

私は、ものすごくがっかりした、待ちぼうけを食わされた気がした

 

彼女にとってはそれほど大事なことではなかったらしく

それほど悪いコトをした、という感じもなかった

 

これを契機に、私は彼女から距離を置くことにした

今回が初めてじゃなく、これまでにも少なくとも2度、3度、彼女の言動で私の気持ちが動揺したり、不安になったりしたことがあったから

彼女には悪気はないので、いっそうやっかいだ

彼女がありのまま振るまうと、私の心が傷つく

なら、私が距離を置いて、自分を守るしかない

 

命の電話とか、自殺防止ホットラインとか

もちろんそれで救われる人も大勢いるだろう

 

でも、根っこの苦しみは、その人の心の奥深くに巣食ってる

だから、昨日まで笑顔で友達から愛されていた人が、突然命を絶って、周囲を驚かせ、悲しませる