食事のスケジュール
30代後半を過ぎてから海外に住むようになって、里帰りすることがあると、毎回うんざりすることがありました
私の日本滞在中のスケジュールを、父が勝手に決めるんです
里帰りの飛行機代は、私が自分で払っているのに、私は、自分の帰国中のスケジュールを自由に組むことができない
父が私に尋ねることもせず、勝手にどんどん決めてゆくのは、滞在中の私の食事予定でした
朝、昼、晩、毎日、毎日、毎日です
異様じゃありませんか?
朝食は、父の家で○○を食べる(←こんなことまで?!って呆れません?)
昼は、xxでラーメン
夜は、△△で鮨
という具合に、私が帰国する数週間前から、すでに事前にこと細かく決めて、私にメールしてくるんです
もう、がんじがらめ・・・
決める前に、私の予定や都合を聞いてきたことは、一度もありませんでした
私にだって、ひさしぶりに会って食事をしたい友達がいて
ひとりで行きたい場所がある
という、当たり前のことが、父の念頭にはまったく、ない
そして、それに文句を言うと、激昂する
いつものパターンです
前にも書きましたが、父にとっての最大のもてなしは「旨いモノを食わせる」です
だから、確かに美味しいものを出すところへ連れて行ってくれました
母はすでに亡くなっていて、普段はひとり暮らしですから、父もこのチャンスに美味しいものを食べたかったんでしょう
父にとっては一石二鳥
だけど、行動の自由を奪われてまで、そもそも「会話」というものが成り立たないこの父親に、ある意味「食べさせられている」旨いモノは、私にとっては美味しさは半減、どころか、場合によっては、8割減・・・
当時は、Airbnbなんてなかったし、滞在中のホテル代を払う経済的な余裕もなかったので、帰国中は、父のところか近くに住む妹の家に泊めてもらっていました
一旦、父の支配下に入ると、もう行動の自由はない、って感じでした
人質状態・・・
こういうパターンの帰国が、何度か続いて、私は帰国することそのものが、だんだん嫌になってきました