テキサス、怖い
テキサス州は私が住んでいる州ではなく
私は、もう妊娠を心配する年齢ではなく
日頃から、人工妊娠中絶についてあまり考えたこともありませんが
この度、9月1日から、テキサス州で発効になった人工妊娠中絶に関する規制について
嫌な気持ちが拭えません
中絶可能かどうかを決める時期が、早すぎること(妊娠していることに気づかない)
レイプや近親相姦による望まない妊娠でも、中絶できないこと
は、もちろんですが
もっと恐ろしいのは、処置を提供する人と、それに協力しようとする人たち(宿泊先を提供したり、車で処置する場所へ連れて行くとか)を、一般市民が見つけ出して、告訴することができる(奨励する?)
というところです*(中絶する本人は罰せられないらしい)
訴訟に勝てば、100万円の罰金が告訴した側の懐に入るんだそうです
おまけに、裁判にかかった費用も負けた側持ち
一獲千金を狙うBounty Hunter(賞金稼ぎ)が出るのは、火を見るよりも明らか
そして、こういう欠陥と不条理のある法規制であるにもかかわらず、是非を問われた最高裁は、昨夜遅く、このテキサス州法の発効差し止めを拒否しました
9人いる最高裁判事のうち、5名が保守派、3名がリベラル派、筆頭判事である1名が保守ながら中立
45の任期中に、新たに3名の保守派が最高裁判事になりましたから
この先も、どんどん保守的な退行が進む可能性大
さらには、今日のニュースでは
テキサス州で、公共の場でおおっぴらに銃を所持してよい、ことになったそうです
その上、銃を所持するにあたって、許可証不要、トレーニング不要
・・・信じがたい
・・・怖すぎる