病んだ心に銃が渡る社会
また、起こった
ミシガン州の高校で、15歳の生徒による銃撃事件
4人が死亡、7人が負傷
今回際立つのは、事件を起こした男子生徒の 両親の行動 だ
銃撃に使った銃は、事件を起こす4日前、11月26日のブラックフライデーに、父親が購入したもので、その時、息子もその場にいた
息子は当日、SNSに「こんなにすごいモノ (my new beauty) 手に入れた」と写真入りで投稿
翌日27日、今度は母親が「ママ、息子と一緒にクリスマス・プレゼントをテストしてます」と投稿
セミオートマチックの拳銃は、未成年の息子への クリスマス・プレゼント だった
(・・・到底信じられません・・・)
11月29日(月)息子が携帯で銃弾をサーチしているのを先生に見咎められ、学校から両親に連絡を取ろうとするも、連絡が取れず
だが、母親はその日息子に宛てて、こんなテキストをしていた
「アハハ!ママは怒ってないわよ、見つからないようにやりなさいよ」
“LOL I’m not mad at you. You have to learn not to get caught.”
(・・・絶句・・・)
11月30日(火)銃撃事件を起こした日の朝、銃で撃たれた人、流血などの非常に危険なイラストと精神の不安定を示す言葉を彼が描いているのを教師が見つけ、その報告を受けて、学校が即座に両親を学校に呼ぶ
息子も、スクールカウンセラーにより教室から呼び出される
両親は息子の描いたイラスト(どういう経緯でか「変えられた」もの)を見せられ、48時間以内に生徒にカウンセリングを受けさせるよう指示される
両親は、拳銃を持っているのか等、息子に問いただすことをせず、彼のバックパックも調べず(ここに銃が入っていた)、息子を一緒に連れ帰ることにも「抵抗」を示し、息子を学校に残したまま帰宅
その日の午後、息子が銃撃事件を起こした
大変恐ろしいことですが、この国の一部の人たちの感覚は、著しく常軌を逸している、としか言えません
せんだっての9月に大騒ぎになったロードトリップ中のカップルの事件も
事情を知っているはずのボーイフレンドの両親は、警察に全く協力せず、挙句に息子も拳銃自殺後の遺体で見つかっています
子どもがおかしくなる理由は、もとをたどればやっぱり親でしょう
そこに当たり前に銃があれば
結果は、火を見るよりも明らかで
今回、事件を起こした生徒は、事件の重大性にかんがみて未成年(15歳)でありながら、「成人」として起訴され、同時に両親も「非故意故殺」で起訴されました
当然でしょう
何度起きても、また繰り返される銃による悲劇
どの事件も、精神が不安定な人、心を病んだ人、心が未熟な人、社会から孤立している人、そして、銃を持つ相手を恐れる臆病な人たちが起こしているように見えます
銃を手にしてはいけない人たちでさえ、簡単に銃を手に入れることができる社会
変えようとする人たちもいるのに、何度悲劇が繰り返されても変わらない
ほんとうに銃を持つ資格と資質を備えた人は、こんな事件を起こすはずがない
私にはそう思えてなりません
追記
今、CNN見たら、この両親、逃走を図っているそうです
どんな結末になるんだろう