神韻芸術団 Shen Yun
昨日、「神韻(シェンユン)芸術団」による、中国の伝統的な舞踏の公演、初日を見に行ってきました
実は、もともとは2020年の4月の公演に行くはずだったんですが、コロナのせいで公演が延期になり
前から3列目の高い席だったのに、払い戻しはなく
「次の公演に使う」か、「神韻に寄付する」か、の選択しかなくて
当時はかなりムカついたんですが
次の公演(2021年)もまだパンデミックがおさまっておらず
ソーシャルディスタンスもない客席で、激しい踊りを披露する大勢のダンサーたちと同じ空気を吸う気にはなれず
もうすっかり寄付したつもりで、あきらめていました
そしたら、チケットを買ったオットのところへ
「来週の水曜日の公演を見ませんか」というメールが1週間前くらいに来て
ちょうどマスク着用要請も解除になった後でもあり
「それなら!」ということで、行くことにしました
劇場内でのマスクは、してもしなくてもよし
私たちは着用しました かなりの人達がまだ着用してました
席は通常通りのぎっちり
踊りは評判通り素晴らしくて、行ってよかったです
公演に行って初めてわかったこと
● この芸術団は、2006年にニューヨークで設立され、NYを本拠地とする非営利団体でどの政府からも援助を受けていないこと(私は中国から派遣されているのかと思っていました)
● 共産党支配になる前の、古き良き中国の文化や思想を取り戻すことを目指して、活動していること
● ダンサーは全員中国系に見えますが、主要ダンサーのほとんどは、台湾、香港、カナダの出身で中国出身の人はとても少ないようです
踊りは文句なく素晴らしく、太極拳や気功の延長のような流れるような踊りで
バレエのような無理なところがないなぁ・・・と思いました
私が一番目を奪われたのは、ものすごく長い袖を巧みに操って踊る Water Sleeves という踊りでした
ちょっぴり気になったのは
歌手が登場して歌う場面が2回あったんですが、その歌詞
無神論や近代化、進化をきっぱり否定しており
要は科学を妄信することへの警鐘であり(これは福岡正信氏に通じる考え)
信仰を排除する共産党の考えを批判しているんだと思いますが
誤解されるかもなー、と感じました
それから、古き良き中国の教え「轉法輪 (ZHUAN FALUN)」を広めようとしているようなのですが、このテーマが出てくると、私的にはどーも○○学会を思い出してしまい、うっすら抵抗を感じてしまいました
が、そもそもその教え自体を知らないので、判断のしようがありません
(今の中国では禁じられているんだそうです)
後は、仏陀がスーパーパワーなのは、ちょっと笑えましたが、ま、これは仏教を信仰しているからなので、よいのでしょう
今のところ、日本での公演は予定されていないようです
興味のある方、こちらをどうぞ