アメリカから見た「即位礼正殿の儀」
10月22日は、「即位礼正殿の儀」の日。
私は、こういうイベントごとが大好きです。
イギリスのウィリアム王子の時は、明け方3時頃起きて、結婚式の一部始終をテレビで見ました。
ハリー王子の結婚式も、もちろん夜遅くまで起きて、見ました。
よって、この「即位礼正殿の儀」だって、どこにいようが、見逃すわけにはゆきません。
なのに・・・!ちょっと前までは、ネットの中継を見ていたのに・・・!
どういうわけか、連れ合いと別の話題で話し込んでしまい
はっと、気づいた時には・・・すでにその儀は終わっていた・・・!!!
そんなぁーっ、信じられない!
一生に一度の、世紀の一瞬を見逃すなんて・・・!!!
もちろん、ものすごぉーくがっかりしました。
でも、今は便利な世の中だから、ちゃんと「ノーカット中継動画」(nippon.com)というのがあって、ライブではないけど、全部見られました。よかったー。
皇族の儀式の装束は、結婚式などで見ていたので、驚きは少なかったけれど、あの「高御座」と「御帳台」には、驚きました。
天皇陛下がいろいろな報告をされるのは、天照大御神ですよね。
カーテンのような帳(とばり)があげられて、おふたりのお姿が現れるところなんて、まさに天岩戸から、姿を現された天照大御神のよう・・・
日本って、神話の国なんだなぁ・・・と改めて感じ入りました。
そして、雅子皇后はじめ、女性皇族方や女官の方たちの十二単の美しいこと。
日本古来の文化の奥深さに、またもや改めて感銘を受け、うっとり。
が、ちょっと、いや、かなり違和感を感じたのが
万歳三唱
今も公の行事でするんですね、知りませんでした。
会社の栄転での転勤の見送りとか、何かの余興とかなら、いいんだけど
こういう公の儀式でやられると
私はどうしても戦争のことを思ってしまいます。
そして、もうひとつ、私的にひっかかったのが「饗宴の儀」のために到着する賓客への対応です。
まず、招待客が車寄せに到着しても「〇〇国のxx様、ご到着ー」みたいなアナウンスがないから、誰なのかがさっぱりわからない。かわりに番号が飛び交ってたけど、あれは招待客につけられた番号で、それぞれの担当者(通訳兼お世話係?)を呼ぶために、連呼していたんでしょうか?
次に、誘導がいまいちなので、車寄せにいっぺんに複数の招待客が到着した時に、なんかこう、誰が先に行ったらいいのか、アメリカで録画で見ている私のほうが気をもんでしまった・・・
最後に、これがもっとも失礼ではないかと思ったんですが
立ち止まって写真撮影のためにポーズをとるようカメラマンから依頼されていたのが、もっぱら白人の容姿の美しい招待客だけ、だったことです。
なんだか明らかな差別に見えました。
そんな失礼なことせずに、すべての賓客に到着順に立ち止まってもらって、写真撮影した後に、中へ入ってもらえばよかったのに、と思いました。
私だって、美しい女性や素敵なドレス、ハンサムな男性が見たくて、パソコンにかじりついてたんだから、偉そうなことは言えないけど、ねぇ。
招待された王族のなかでも、ひときわ華やかだったのが、この方
スペイン国王の王妃さま。
美しいわぁー。
(写真は全てnippon.comからの転載です)
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