コロナが邪魔をする
日本にいる父が緊急で入院し、その後、間もなく亡くなって
昨日は父の自宅でお別れの会、今日は出棺と火葬なのに、私はまだオレゴンにいます
それも、いまだ収束のきざしも見えないコロナのせいです
大きなネックになったのは
1.日本へ入国後のPCR検査で、陰性の結果が出ても、14日間自主隔離の要請があること
2.空港から自主隔離場所までの移動は、公共交通機関を利用できないこと
(選択は、空港まで車で迎えに来てもらうか、ハイヤーを雇う、のどちらかのみ)
です
経済的に余裕があれば、自費で14日間自主隔離する場所を確保して、片道5万円のハイヤーで空港からその場所まで移動することもできますが、私にはこれは無理でした
なので、帰国するなら、父の自宅で自主隔離
空港までは、妹の旦那に迎えに来てもらう
そして、私は14日間、妹家族との接触は最低限にし、基本、外部の人との接触は避けなければなりません
つまり、帰国してから14日間、私は妹家族の世話になりこそすれ、ほとんど役に立たない訳です
父が亡くなり、妹は父を病院から自宅に連れて帰りました
うるさいほどに終活にこだわった父が細かく書き残した通りに、葬儀社に連絡を取り
家に簡単な祭壇をしつらえて、お別れの会で弔問客を自宅にお迎えし、今日は自宅から出棺です
父が亡くなる前に、もし私が帰国していたら、これができなかったはず
なぜなら、父の自宅は、私の自主隔離場所だから
そして、もしどこかを借りてお別れの会を持ったとしても
私は弔問客に挨拶に出てゆくことも遠慮しなければなりません
だから、やっぱり、これでよかったんだな
と思っています
最期に顔を見て、お別れを言えたらよかったけれど
今年の2月、一昨年の9月と
別れるたびに「これが最期かも」と思ってきたので
それでよいと思っています
クリックしてくださると、とっても嬉しいです。