『ラモーナ、八歳になる』
図書館から借りて読んだ児童書
子供って、毎日こんな風に物事をとらえたり、考えたりしてるんだ・・・
と感じ入りました
喜んだり
怒ったり
心配したり
悲しんだり
こだわったり
主人公の女の子、ラモーナは、感受性が強くて、でも、自己肯定感もしっかり持ってる
気にしてこだわっている気持ちがあっても、すぐには母親には言えなくて、でもやっぱりこだわってるから、父親と話している時、つい口に出てしまう
いろんなエピソードを通して、そうか、こんなふうにして、いろんな葛藤を乗り越えていくんだなぁ、子供って
と思わされました
この作者*が書いた本は、読者である子供たちによる投票で、いくつも賞を受けてる
子供たちが本を読みながら「うん、そうそう」って共感できるのね、きっと
*作者のベバリイ・クリアリーは、私が今住んでいるところから少し南にあるMcMinvilleの出身です
私が育った家庭とはぜんぜん違うなぁ、と思いながら読みました
親の失業やら、共稼ぎで忙しかったり、いろいろあるけど、それでも両親の情緒が安定していて、仲がいいことが、子供にとって一番安心できることなんだなぁ
と改めて思わされました
他のシリーズも借りたけど、読む時間がなくて読まないまま返却しちゃったんだけど
もう一度借りて読もうと思います
もしや、と思ってググってみたら、日本語訳にもなっていました
日本語本のレビューに
「おとなが読むと小さい頃の気持ちが思い出されて切なくなれます」とありました
私には、ラモーナが感じたような「小さい頃の気持ち」の思い出がなくて、ちょっと寂しくなりました