置き去りにされた人たち
こちらのケーブルテレビは、アフガニスタンからのアメリカ軍撤退による混乱のニュースがずっと流れています
アメリカだけでなく、EUも日本も、大使館員など自国民を出国させることはできても、各国のために協力したり、働いていたアフガン人たちの退避に手間取っている、とあります
流れてくる、必死に出国しようとする現地の人たちの映像は、どれも気の毒で、何事もなくリビングルームに座って見ているのが、申し訳ない気持ちになってしまいます
現地で活動している人たちが、何か月も前から、協力してきた現地の人たちの早期出国を訴えてきたにもかかわらず、こういう結果になってしまったのは、どうしてなんでしょう
私たちがニュースを通して知ることは、実際起こっていることのほんの一部で
そんなわずかな情報をもって、あれこれ言うのは、ナンセンスだけど
「日本のために一生懸命尽くしてきたが、置き去りにされたようだ」という現地スタッフの言葉に、胸が痛みます
できるだけ多くの人が、希望通りに出国できますように
それにしても、過去20年間、アメリカが、多くの人命、20年という時間、そして莫大なお金をかけてきたのは、いったい何だったんでしょう?
銃弾に倒れた中村医師が、苦労の末、建設した水路と農地
どうか破壊されませんように