オレゴンから、Hi♪

アメリカ西海岸のオレゴン州から、還暦過ぎのあれこれをつぶやきます

子供たちとお母さんの笑顔

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、朝、FBを開けたら、まず最初にひまわり、小麦畑、青空の写真をアップしてきました

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一日も早く停戦して、平和が戻ってほしいとの願いを込めてきました

 

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キーウ郊外、ブチャでの悲惨な報道があってからは、追悼の気持ちを込めて、ロウソクも加えるようになりました

 

当初、こんなに長期化するとは思っていませんでした

最近になって、フリー写真素材のサイトで「これがいい」と思う素材が底をついてきました

ひまわりなら、小麦畑なら、何でもいいという訳じゃなく「うん、これだ」と思えるものをアップしたいからです

 

平和を願って写真を投稿するのは、願掛けでする「お茶断ち」などと通じるところがあるので、願いが成就するまで続けるつもりです

でも、写真がどうこうよりも、とにかく一日も早く、停戦、終戦となってもらいたい

 

これまで数回寄付をしてきたWorld Central KitchenのFBで、この写真を見つけました

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                  Families in recently liberated Chernihiv: WCK FB

ほんとうに嬉しそうな子供たちとお母さんの笑顔・・・

 

これ以上、ウクライナの一般市民が苦しむことのないよう、命を落とすことがないよう

ただただ、それだけを願っています

 

 

 

政府専用機でモヤモヤ

最近のニュースで、すんごくモヤモヤしたこと

 

ポーランド、ワルシャワから日本の政府専用機で、ウクライナの難民20人を日本へ避難させる(た)というニュース

はるか遠い日本であっても、とにかく安全な場所へ避難したいと希望するウクライナの人たちを、政府専用機に搭乗してもらい避難を支援することには、何の異議もないし、むしろ賛成です

 

でも、ウクライナ人を夫に持ち、キーウからウクライナ西部の街に避難している日本女性が、その政府専用機で娘と共に搭乗できるか日本大使館に尋ねたら

 

日本に避難したいウクライナ人用であって、日本国籍を持っている人は対象ではない

と言われた・・・って

『本人と2人の娘が日本国籍を持っているため、政府専用機には搭乗できない

 

まったく釈然としませんが・・・?

 

この女性は「ウクライナ人の主人の稼ぎで生活している私たちにとっては、日本行きの航空券はすごく高いので。航空費代を借りられるとか、そういうシステムがあったら、良かったなあと思う」と語ったそうですが、そうでしょうね

 

政府関係者は、同乗させる基準について「国籍で区別しているという事実はない」「経済的困窮によって自力で退避できない人」と話しています

とありましたが・・・(↓ この記事から引用しています)

khb東日本放送 | 「日本行き」叶わなかった人たちも…政府専用機“避難民”20人乗せ出発 (khb-tv.co.jp)

 

個人的には、納得ゆきません

 

ちょっと前にロシアにバレエ留学していた人たちが、日本への帰国便がキャンセルになって、ロシアで立ち往生していた時も、政府は結局何もしなかったでしょ

 

一般人になってもNYでロイヤルな暮らしを続けたいどこぞの若夫婦には、何億円もの予算を組んで至れり尽くせりでサポートするのに、一般人にはこの仕打ちとは・・・💢

 

経済的に困窮してないんだから、自己責任

経済的に困窮する立場になったら、それも自己責任

結局、平均的な一般市民は助けてもらえない・・・ってこと?

 

天皇陛下は、常に世界の平和と国民の安寧を祈ってくださっているのに

一体全体、政府は、どうなのよ 

ぜんぜん違うじゃない

世界という世間で、体裁つくろってるだけじゃないですか、これじゃ

 

でね、さらに言えば、110名乗れるはずの飛行機にたったの20名?

しかも2機も行ってて?

もっと考えてよ、ニッポン政府(←政府、足しました)

 

 

ネットニュースのヘッドライン

日本のネットニュースのヘッドラインって、ひどい

ネットを開ければすぐ目に入ってくるヘッドラインに、戦場の悲惨な有様をそこまで詳しく書く必要はないと思います

否応なしなんて、配慮がなさすぎます

新聞など、紙の媒体もこうなんでしょうか?

 

私が普段目にするアメリカのネットニュースでは、ヘッドラインにはそんな詳細は記されていません

タイトルから悲惨な描写が予想でき、読みたくなければ、クリックしません

テレビのニュースで、動画に見るのが辛い映像が含まれている場合は、多くの場合、その動画を流す前に「これから流す動画には、衝撃的な映像が含まれています ご覧になりたくない場合は、ここでチャンネルを変え * 画面から離れてください」と知らせてくれます *さっき聞いたら、さすがにチャンネル変えろとは言ってなかったです)

 

日本に帰国していた時、父の家で妹も一緒に食事の準備をしていて、小学生の甥っ子ふたりはテレビのニュースを見ていました 

そこに子供の誘拐殺害事件のニュースが流れ、殺害の手口などを事細かに報道していて、甥っ子はその画面を食い入るように見つめていました

私は、思わずそばにいた妹に「子供がこんなニュース聞く必要ないんじゃない?」と言ったのを記憶しています

 

日本のインターネット会社やニュース番組には、視聴者の気持ちや状況に対する配慮が足りないと感じます

 

 

こっちに来て変わったこと

アメリカに住むようになって、変わったなー、と思うこと

1)晩ご飯にスパゲティ、が当たり前になった

日本でお勤めしてた時、会社にいたアメリカ人の高級マンションに同僚数人と招待されて、お部屋を案内してもらった後(今もやってるのかわかりませんが、当時アメリカ人はこれが常識)きれいなダイニングルームで、いよいよディナー

で、出てきたのが、ナポリタンみたいなスパゲティ

「えー、お招き受けた晩ご飯が、お昼に食べるスパゲティなの?!」と内心憮然としたのをよぉーく覚えています(もっとすごいご馳走を期待していた?)

 

こっちに住むようになって、スパゲティ好きのオットが、晩ご飯にスパゲティを食べたがるのが最初はヘンな感じだったんですが、それも大昔の話・・・

今は、普通に、晩ご飯にスパゲティ食べます

 

思えば、実家では、ビールや日本酒で晩酌する酒飲みの父が「メシは最後に食べる物」というんだから、そこにスパゲティ(=炭水化物)はだせない、ということだったんでしょうね

実家の晩ご飯にスパゲティは出てきませんでした

 

2)納豆は、朝じゃなく晩ご飯に食べる物になった

日本でもトーストに味噌汁という妙な組み合わせが平気でしたが

こっちではさすがに朝ご飯が和風って、なくなりました

さらに、最近は、朝ごはんは食べてないし

よって、納豆は晩ご飯に昇格(?)

 

3)朝ごはんのメニューにサラダはない

日本では、朝ごはんに生野菜のサラダがあっても普通ですが

こっちでは、朝ご飯にサラダ、というと「❓」

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典型的な朝ごはんの一例

野菜を食べたい人は、オムレツにします

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こんな感じだったり、オムレツに野菜が入ってたり

写真は、ここに住み始めた頃、よく行った「エルマーズ」というレストランのです

Menu - Elmer's Restaurants (eatatelmers.com)

 

ま、日本の食文化は、アメリカより数段(いや数百段、数千段か・・・💧)先をいってるし、その奥深さ、長い歴史と洗練度、地域の独自性などなど、そもそも比較のしようもありません

よって、アメリカに住んで、アメリカの食文化に慣れざるを得ない・・・ということは、日本人のワタシにとっては、グレードを下げることを意味する訳で・・・

甚だ不本意ですが、しょーがない!

地元のメシが不満、というのは、フランスやイタリアなど、ヨーロッパにお住まいの日本人にはない悲哀なんだろうなぁ・・・ウラヤマシイ

 

・・・でもね、こういう違いをものともせず、アメリカ暮らしを嬉々として楽しんでいる方々もたくさんおられるので・・・

 

アメリカの地味な地方都市に暮らすワタクシの、個人的な感想でした

 

そうだ、共通点あった!

f:id:oregontabby:20220403011520j:plain日本の猫もアメリカの猫も、かつおぶしに目がない!😊

 

 

苦手な香り

我が家のある住宅街には、街路樹として梨の木が植わっています

街路樹用だからなのか、実はならないので、秋に果実が落ちてぐちゃぐちゃ・・・

ということはありません

でも、私は梨の花の香りが、苦手なんですー

去年はそれほど感じなかったんですが、今年は一気に満開となり

玄関を出ると梨の花の香りが、空中に充満・・・うへぇ~

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思わず息を止めてしまいます・・・

 

なぜ他の木にしてくれなかったのかなぁ・・・

他の住宅街を見ると、春の花や秋の紅葉が美しい木が他にいくらでもあるのにー

きっとその時、梨の木が安かったに違いない、まとめて買うしね

 

梨の花に加えて、もうひとつ苦手なのが、ユリの花の香り

 

梨の花もユリも、好きな人にとっては「あ~、なんていい香り」なのにねぇ

香り以外、お花そのものだけなら、嫌いじゃないんですけどね、どちらも

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かわいい梨の花

 

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しばらくすれば散る・・・鼻をつまんで待たれよ、マミー

はい、そうします~

 

 

 

 

動き過ぎた一日

今日は、休養日です

 

昨日は、ちょっと動き過ぎました

もともと夕方の5時から、近所の図書館でやっている子供のためのイベント「ワンちゃんにご本の読み聞かせ」("Read to the Dogs") に、6歳の小鹿1号を連れて行く予定がありました(今回が2回目)

 

私は、なるべく一日に複数のイベントを組まないようにしています

なぜなら、疲れるから・・・メンタルも身体も・・・💦

 

でも、桜はね~・・・私の都合など考えてくれないので

メンバー限定の早朝入場(朝8時から10時まで 一般の開園は10時)を利用して

平日の昨日、ポートランド日本庭園に、枝垂れ桜を見に行ってきました

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思った通り、満開でした

 

椿もいろんな種類が咲き競っていて

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庭園の入り口、山門前の椿

思わず、写真もたくさん撮りました

 

日本庭園の枝垂れ桜を見るためだけに、朝もはよから出掛けてきたんですが

庭園を出ると、まだ10時過ぎ、お天気も良くなってきて

しかもポートランドのダウンタウン近くまで出てきており

となると・・・

すでに北帰行を始めているであろうカナダヅル(Sandhill Crane)の声が聞きたくなって

その足で、ダウンタウンの端っこをかすめて、一路北西へ

ソービーアイランド(Sauvi Island)まで、行ってきました

 

日本庭園とソービーアイランドをハシゴして家に戻ったのが午後2時前

そして、4時半には小鹿1号をお迎えに行きましたので・・・

私にとっては、動きすぎの一日でした

 

でも、どのお出掛けも「行ってよかった♪」ので、後悔はありません

が、やりすぎ回復のため、本日は、猫と一緒にだらだらして、休養します

 

 

 

 

「銃」と「お肉を食べること」

昨日のブログに頂いたコメントを読んで、これまでも折々考えてきた「銃」と「お肉を食べる」ことについて、また考えてみました

 

私はオレゴンの中でも「都会」に住んでいますが、昨日のブログに載せた猟銃や拳銃の広告は、普通に入ってきます

oregontabby.hatenablog.com

 

もちろん全部、おもちゃじゃなくて、弾を込めて撃つホンモノです

 

私の友人たちでハンティングをする人たちは、育った地域で、子供の頃から親と一緒にハンティングをしてきたようです

小鹿姉妹のパパは、オレゴン南部の出身で、ママはここからほど近いけどもっと自然いっぱいのところ

小鹿3号のママは、ハワイはオアフ島の西部出身で、野生のブタをハンティングしていたそうで、家族は今もやってます

ハワイの家族は立派なボートも持っていて、まぐろやカツオなどを釣りに行き、お刺身や燻製にして食べています(燻製すっごく美味しいです!)

小鹿姉妹の両親は、びんちょう鮪の季節にはボートをチャーターして釣りに行くし、貝を掘りに行ったりもします

彼らがそうする理由は、生活のためというより、狩りや釣りを一石二鳥のアクティビティとして楽しんでいるようです

もちろんとれた獲物は新鮮だし、劣悪な環境で育てられた肉を買うよりもはるかにエシカル(倫理的 ethical)だという自覚もあるようです

 

「自然の恵みを頂く」という観点から見れば、ハンティングも、魚釣りやキノコ狩り、木の実やベリーを摘んで食べるのと基本的には、同じことなのだと思います

血が出るかでないかの違いはありますが

 

映画「ラスト・オブ・モヒカン」で、ネイティブアメリカンは、エルクを一発で仕留めた後、エルクのそばにひざまずいてエルクのためにお祈りを捧げていました

 

 

お肉を食べて私たちが罪悪感を感じてしまうのは、牛や豚、ニワトリたちが人間の食用になるためだけに、劣悪な環境で育てられているから、というのが大きな要因だと思います

玉子だって、ひどいですよね、どんな環境で産まされているのかを知ると・・・

 

なので、私は、まっとうなハンターが狩猟をして、エルクや鹿を食べることには反対しません(残念ですが、まっとうじゃないハンターもいます)

 

それに、人間は住んでいる環境で得ることができる食べ物を食べて生きている訳で

エスキモーは伝統的にアザラシを狩って、その生肉を皆で分けて食べてきたんだし

ネイティブアメリカンも、バイソンがいる草原ならバイソンを狩って、肉はもちろん角から毛皮、糞に至るまで無駄なく使っています

オレゴンのコロンビア川近くに住むネイティブアメリカンは、サーモンです

 

そう考えると「肉食はいけない」とひと言で言いきれるものではないとわかります

 

考え直す必要があるのは、利益を上げるために劣悪な環境で食肉動物を育てることであり、それを何も考えずに受け取る私たち消費者の意識、ではないかと思います

 

そして、当たり前のように折々入ってくる猟銃や拳銃の広告に、私が思わず引いてしまうのは、銃による乱射事件があまりにも頻繁に起こるから、だと思います

銃が、ハンティングだけに使われるなら、ここまでの恐怖は感じないはず

 

ただし、銃の所持については、アメリカ建国以来のいろいろな事情があり、その事情をほとんど知らない私には、今ここで語ることはできないです

 

 

ずいぶん前に、イギリス人で短編のドキュメンタリー映画を作る人と知り合いました

彼はベジタリアン(ビーガンだったかも)で、ある時「なぜ日本人はクジラを食べるのか」とメールで私に聴いてきて、困ったことがあります

私の理解の範囲で答えて、その時に、以前初詣に行った川崎大師で聴いた「野菜を食べることも命を頂くことです」という話をしたら、ちょっと考えたらしく「今度お茶を飲もう」ということになりましたが、それっきりになってます

そうです、ビーガンだって、野菜の命を頂いているんです

腐った野菜は食べないでしょ

 

 

私は、本気でベジタリアンになろうとしたことはないですが、試したことはあったはず

続かなかったです

ステーキ大好きだし、サラミはお酒のおつまみの必需品ですから

 

 

でもね、こっちのベジタリアンとかビーガンのレシピみてると、無理してるんだなーと気の毒になることしばしば

だって、ベジタリアンのミートボールとかベジバーガーとか

「何、結局肉が恋しいんじゃん!」ってのが多いんです

 

それに引き換え、日本には精進料理という有難いものがありますからね

いざとなったら、精進料理!

 

なんだか妙なオチになりました

 

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ボクは肉食獣だよ!

追記

アメリカで、日本よりもハンティングが普及しているのは、やっぱり国土が広くて海がないところが格段に多くて、陸上に獲物になる動物がたくさんいたせいではないかと想像します

日本は海に囲まれた細長い島ですから、漁港が多いですよね

昔は、山林や森でマタギが狩りをしていたと思いますが、日本の山林は急峻ですから狩猟は、釣りより大変だったのではないかな、というのが私の想像です